市民の声を受け、6月議会の委員会で公共施設の屋外設置を進めることを求めました。
市とのやりとりを短くまとめてみました。
Q 心肺停止になると助かる命は1分ごとに10%低下するとされ、AEDの迅速な活用が救命率の向上につながる。屋外に設置した方が救える命がある。屋外設置を進めるべきではないか?
A 屋外設置は、湿度や天候、メンテナンス、盗難等の課題について考慮する必要がある。近隣市や市内の民間施設に屋外設置されている状況を聞いたり、先進自治体の話をきながら、少しずつ調査していく
Q 公共施設のAED数は?
A 126台(令和7年4月1日)
Q 屋内に設置している数は?
A 102台で全体の約80%
Q 屋外設置の数は24台はどこに設置しているか?
A 市内小中学校(令和元年)と衣浦広域連合(平成27年)に設置
Q 公共室の屋外設置のAEDに盗難や破損されたケースは?
A トラブルはない
Q 民間でのケースは?
A 業者に確認したが、把握している事例はなかった
Q 屋外設置するべきではないか?さいたま市は盗難されても追跡できるGPS機能を付け、江戸川区では盗難保険をかけ、屋外設置を進めている。盗難等を懸念するよりも、まずは人命優先の選択をすべきではないか?調査研究を進めるというが、いつ進めるのか?
A これから、調査・研究を進めていく
以上です。
多くの公共施設の開設時間は日中のため、24時間使えるわけではありません。
市民の命を守ることを優先に考えた時、屋外設置を進めた方が良いということは当然ではないでしょうか。
しかも屋外設置しない理由にあげている盗難などのトラブルは発生していないのですから!
AED本体は1台約38万円、屋外設置工事は1台あたり約25万円ですが、
例えば屋内設置の102台をすべて屋外設置したとしても、3,000万円以下での移設が可能です。
残念ながら今回は、屋外設置に向けた前向きな答弁ではなかったので、
今後は調査内容や検討状況を確認をし、屋外設置の推進につなげていきたいと思います。