文部科学省は今年8月、生徒指導のガイドブックにあたる「生徒指導提要」を12年ぶりに改定しました。
ブラック校則という言葉が広がり、説明のつかない校則を見直す世論が動かしたといえます。
また教師の不適切な指導により、自殺をした児童生徒の遺族の訴えがあったからだといえます。
現在もその体質は変わらず、少しづつ見直されている面もありますが、行き過ぎた校則や生活のきまり、慣例的なルールや不適切な生徒指導が行われています。
学校は一人一人の違いが尊重される場所であるべきです。
すべての子が楽しいと思える居場所となる学校づくりを目指すことが大切です。
私は子どもを主体とした教育に転換することを願い活動してきました。
昨年度は校則アンケートを実施しました。
年齢や地域を問わず、刈谷市内全小中学校の校則を一覧にまとめたものを参考にしていただきました。
結果は以下でご覧いただけます。
今年度も明日からアンケートを実施します!
刈谷市の子どもたちに限定し、子どもたちの経験や意見を聞くことを目的しています。
多くの声が必要ですので、ぜひともご協力と拡散をお願いしたいです。
今年度も、生徒手帳に記載された刈谷市内全中学校の校則を一覧にしました。
昨年度との違いが分かるようになっています。
ほぼ見直されていないことが分かります。
昨年9月の一般質問で見直しを求め、教育長が校長会で見直すようにと発言したと聞いていましたので、大変残念な結果です。
昨年度と同様に情報開示請求の手続きで文書を取り寄せましたが、生徒手帳に記載された文書しか出てきません。
しかし実際には、学校では、慣例や生徒会が決めた取組などにより、生徒手帳には記載されていないルールが多数存在します。
この文書で出てこないルールで苦しんできた、また苦しんでいる子どもたちが多数います。
また校則やルールは、子どもたちの主体的に生きる力を減退させています。
そのことを校長や教職員たちは、しっかり認識し、早急に見直していただきたいものです。
小学校の方は、現在作成中です。ご注目ください!
まとめながら、頭を抱えてしまうような決まりの多さに驚いています。