2022年10月8日土曜日

映画『いただきます2 オーガニック給食編』と、井俣東郷町長×県議の会に参加して







とても良い映画と対談でした!


🌱「社会をよりよくしていきたい」

出演している大人たち、農家、行政職員、首長らに共通していた目的です。

そんな大人たちに見守られて、生き物に触れ、農作業を学び、

安心な給食を頬張る子どもたちは、とても幸せであると感じました。

食と農と教育と、すべての子どもたちを笑顔にできる環境づくりをしていきたいと

心から思いました。


🌱「できるところから始めること」

登壇された東郷町の井俣憲治町長をはじめ、

映画に登場する有機農業を推進する自治体の首長や担当課たちが語った言葉です。

できない理由を探すのではなく、できるところから始めるということ。

この姿勢がより良い政策を生み出し、誰も取り残さないまちづくりとなるのでしょう。



🌱本市の給食のオーガニック化については、

昨年度の3月定例会の質問質疑で取組みました。

市はその課題について、以下の3つをあげました。


①食材の安定的な調達が困難だ

②食材のコスト面により給食費の範囲内は困難だ

③調理過程への負担の発生する


③の課題については・・・

確かに本市は2箇所の給食センターで、1日約16,000食もの給食を作っています。

機械で野菜をカットするため、野菜が不揃いであれば手作業が必要になってきますが、必要でもやればよいことです。いすみ市も東郷町も同じくセンター方式です。できます。


②に課題については・・・

先進自治体と同じく、市で負担できます。

いすみ市は、全小中学校に有機米を導入したところ、1か月の給食費値上げ分 169円 であり、

本市の給食提供数に当てはめれば年間約3,300万円程の予算で対応できます。

本市の財政事情なら、可能でしょう。

給食での販路が確約されていれば、有機農家は安定生産が可能となり、

農業振興と環境負荷の軽減につながります。

子ども、子育て世帯だけではない、全市民へのサービス向上のための予算措置といえます。


①の課題については・・・

食材の確保は一番の難題です。有機農業が推進されていかなければ叶いません。

議会答弁から、令和2年度時点の有機農業の取組は4戸、95アールです

1アールは1辺が10mの正方形です。

つまり1辺が100mの正方形の面積にも達していません。

持続可能な農業経営ができるよう、新たな担い手を増やすことができるよう、

国の補助メニューに加え、本市の農業に合った支援制度の創設が必須です。



質問質疑で市は

「この地域の農業経営に適したものがあれば普及できるよう支援していく」

「先進自治体の調査研究していく」

「地元の生産者と有機農産物の食材についても情報交換を行なっているところ」

「その効果や影響についてさらに研究をしていきたい」

と答弁しています。着実に実行していただきたい!注視していきます。




🌱「市民とともに「風」を起こす」

神谷まさひろ県議の願いです。

有機農業を推進していくためには、農薬を化学肥料を減らして作物や花を育ててみる、有機や減農薬の農産物を購入するようにする。生き物や土と触れ合う機会を持つなど、

一人一人ができる範囲での取り組み、有機農業の転換を支える必要があります。

またそのできることに一つとして、議会への請願・陳情活動というものがあります。

県議のもとに「給食のオーガニック化推進を求める請願」を刈谷市議会に提出したいという声が届いており、本日の参加者に向けて、身近な議員に請願の紹介議員になってもらえるよう声かけをしてほしいとの案内がありました。

請願は、常任委員会で審議・採決と合わせ、最終本会議でも全議員(議長除く)によって採決されます。出席議員の半分以上の賛成を得られれば採択されます。

採択されれば、請願内容を首長は重く受け止めることとなり、実行することが求められます。

請願活動は、市政を動かすきっかけや効力を持っています。



『いただきます2 オーガニック給食編』の予告編は以下です。

🌾予告編

https://youtu.be/Xs8PUCO_zMc

ぜひどこかで観ていただけたらうれしいです!