刈谷市の保育をよりよくする会は、以前ブログにも書きましたが、
→https://jonaishizu.blogspot.com/2020/11/blog-post_20.html
園児の保護者や、保育士やそのOBたちが中心となり、
刈谷市の保育環境について改善を求める請願活動を
毎年、精力的に行って来られました。
毎年提出される請願は、腹立たしいことに議会では毎年不採択になるのですが、
市の方では検討され、一歩ずつ、刈谷市の保育の改善がなされて来ました。
今年も、昨年12月議会に提出された請願事項の一部ですが、叶うこととなり、
まだ全面的な改善には至りませんが、やはり当会の活動の成果なので、
非常にうれしいです。
私も紹介議員にもなっていますし、賛成討論で改善を指摘した項目でしたので、
少しでも代弁者になれたのであれば、うれしく思います。
①放課後児童クラブ利用ついて、
「保護者の夜勤勤務を保育の対象外にしないでください」
の請願項目については、現行は、夜勤勤務の休息時間を終業時間から8時間とみなし、それ以上は家庭で保育できるという夜勤勤務の過酷な実態を無視したルールがありましたが、今回の変更で撤廃されましたので、全面的に良かったです。
②保育園の利用について
「育児休暇取得の場合の3歳児未満の保育が保護者の希望を踏まえ、継続できるようにしてください」
の請願項目については、一部のみ改善されました。
刈谷市は、現行の制度ですと、下の子を出産して育児休暇を取得する際に、上の子が3歳未満児ですと、退園しなければなりません。
市の言い分は、待機児童にその枠を譲るためとしています。
また、1月1日以降の出産であれば退園しなくても良いというものですが、その直近以前の出産ですと、年度末の数ヶ月だけ退園させられ、4月から3歳児であれば、再度入園しなければならないという問題がありました。
今回の変更は10月1日以降の出産であれば退園しなくても良いもので、短期間の退園問題の解消のためだけの変更ですので、請願者たちの願いの根本的解決にはなってはいません!
今後も改善する必要があります。
上記の2点とも、施設整備が進んだことによるものであり、市の努力を評価していますが、
②については本年度の待機児童が4名というのであれば、撤廃できたのではないでしょうか?!
それでも、こうして請願者の声が届いたことはうれしく、当会のご活動の歩みに、心から敬意を評します。