2020年5月19日火曜日

委員会視察の中止と政務活動費は削減と決定!しかし議員報酬は削減せず!

5月8日の議会運営委員会での「新型コロナウイルス感染症に関する議会運営等における検討課題」について、6月定例会を前に決定していかなければならない事項があるため、臨時の議会運営委員会が開かれました。

前回と変更があった項目や、前回欠席したため、確認できていなかった各会派の考えも含めて書き留めておきます。赤色が全会一致で決定したものです。

1、政務活動費返還や委員会視察中止などにより、議会費を削減する。
自民クラブ ◯
市民クラブ ◯  
公明クラブ ◯ 
清風クラブ × → ◯ 「全会一致をみるものがこれのみなので市民に示すために賛成」
無所属議員の会 × → ◯ 「市民に有効に使ってもらいたい」
日本共産党議員団 × → ◯ 「削減を減額と捉え賛成」

※委員会視察中止は、受け入れ先にも迷惑がかかるということで、全会一致でした。
※減額については29日の議運で検討
※清風クラブは、下記に2の議員報酬の減額をするのであれば1も賛成すると粘っていました。抱き合わせの検討では、議論が前に進まなくなり、全会一致するものが他になくなるのでという他議員との意見から、上記のような考えとなり賛成としていました。

2、議員報酬・期末手当を減額する。
自民クラブ ×
市民クラブ ×
公明クラブ ×
清風クラブ ◯ 1割削減 
無所属議員の会 ◯ 2割削減 市民と痛みを分かち合うため
日本共産党議員団 × 安易な削減はしない 市民感情に迎合しない

※期末手当は前回の議運で減額はしないと決まっていますので、議員報酬の減額についてのみが検討課題です。

👉城内の意見
 共産党議員団の考えについて書き足りていないところがあるので補足も兼ねて、城内の考えも述べます。コロナで窮状している市民のための対策に全力を尽くすことが議員の仕事であり、報酬を削減することではないという考えだと思います。世論で議員らの報酬削減を求める声が聞かれますが、その声の中には日頃議員は責務を果たしていないからだという思いや見方があり、報酬削減に応じることは、議員自らその通りでございますと認めているようなものと捉えることもできます。安易には迎合しないというのはそういうことだと理解していますが、間違っていたら申し訳ありません。
城内は共産党議員団の考えに賛同していますが、報酬削減はコロナ対策のための財源確保ができますので、やはり議員報酬を削減することに賛成します。

3、新型コロナウィルス特別委員会・協議会等を設置する。

※全会一致見られず。

4、文章質問制度を確立する。

※全会一致見られず。

5、定例会の会期を長めにとる。
自民クラブ ×
市民クラブ ×
公明クラブ ×
清風クラブ ◯ → × 
無所属議員の会 ×
日本共産党議員団 ×

※清風クラブは、対策支援本部の回数を増やすことを求めて反対立場に変え、全会一致となりました。

6、議会活動の機能低下を防止し、一般質問、委員会、その他の議題等は中止や短縮化ではなく、社会的距離を確保しながら、開催できるよう整備する。

自民クラブ ×
市民クラブ ×
公明クラブ △ → × 「短縮化については3密避ける、執行部の負担軽減のため」
清風クラブ ◯
無所属議員の会 ◯
共産党議員団 ◯


▪️コロナ禍における一般質問への変更で主な対応は以下の2点。
とりあえず6月定例会のみについてであり、今後感染状況をみて対応していく模様。

・一般質問をできる限り取りやめる。(極力各会派等各1名以内)
・一般質問の持ち時間を50分とする。(質問25分×2+換気休憩10分=60分)

※一般質問のできるかぎりの取りやめは強制ではないが、各会派で協議するようというところで委員たちは合意していました。

👉城内の意見
 コロナ感染症は社会的距離や十分な換気や消毒作業で防止策が図れるとされていて、休業できない職務や市民たちはそのようにして仕事をしているわけで、感染爆発期でない限り、議員の仕事である一般質問の取り止めや短縮化の検討をすること自体疑問です。