2019年10月15日火曜日

今日は研修に来ています

今日明日と、滋賀県大津市にあるJIAM(全国市町村国際文化研修所)に研修に来ています。
JR湖西線 レトロなカラー

JR唐崎駅ホームからみる琵琶湖

JIAMの看板が駅前に 施設もすぐそこ


宿泊施設や図書館や大食堂もある広い施設
研修名は、「トップマネジメントセミナー~新時代における自治体経営~」


本日の講義は、以下の2時間。

◆1時限目は「地方行財政の課題」。
講師は前総務事務次官、(株)野村総合研究所顧問 佐藤文俊氏。

国と地方の長期債務残高は増える一方で、少子高齢化による人口構造により、課題は山積みで、国や地方の将来にツケを回している現状や今後の人口構造の変化に対応できるかなど、財政の課題はどのような策を行ったとしても、解決できるかどうかは不明なところまで行き詰ってしまっていることを前提に、講義されました。
地方創生については、東京への転入超過が課題であること、その解決のためには地方への人口流入を増やす施策を進めること、そのための具体的な施策についての話されました。




◆2限目は、「地域創生に資する減災・防災」。
講師は名古屋大学大学院環境学研究科教授 福和伸夫氏。

オフレコ発言連発で人を引き付けて離さない語り口の講師でした。
この国の防災は、大変な遅れ様であることを思い知らされる内容です。
災害は予知しにくいものであり、ならば災害を歴史的見地から学ばなければならないということ。
学校では歴史とともに、災害の歴史についてもちゃんと学ぶ必要があるのではないかと提案されました。
なぜなら、災害は、人々の暮らしを一変させ、豊かな良い時代であったと言われた大正デモクラシーが関東大震災で失われてしまったように、災害というのは国のあり方をも崩壊させてしまうくらいのものであるのに、防災・減災への取り組みや意識がこんなに遅れているこの国は、国そのものが貧国になり得る非常にマズい状況であること突き付けられました。
レジュメはなく講師の書籍のリーフのみ 
講義でも使用された貴重なデータが
この書籍には掲載されていますので後日購入します


政務活動費での研修です。
後日、報告書は議事課に提出しますが、市民の方が閲覧することができます。
ブログでは簡単に書かせていただいています。

琵琶湖のほとりにある宿泊施設に泊まりました。
湖面を照らす月の光は、澄み切っていました。

琵琶湖にて
明日も学んでまいります。
おやすみなさい☆