2019年10月16日水曜日

JIAM研修 二日目です

朝の琵琶湖、空気がとても澄んでいることに心地よさを感じながら、JIAMへ。

司会の方の冒頭のあいさつで、今朝の琵琶湖は特に空気が澄んでいるので味わってください、と仰いましたので、
運の良い日に来られて良かったなと幸せを感じながら、2日目の研修、以下の2時間に臨みました。

◆1時限目は「自治体の明るい持続性のある未来に向けて~女性起業家の活躍と多様性あふれる地域の実現~」。
講師は(株)コラボラボ 代表取締役 横田響子氏。
講師の芯にすえている考えが、多様性、新しいことが始めたくなる社会へ、ということ。
そのルーツが幼児期で過ごしたオーストラリアでの体験にあり、多人種が暮らす国で、髪や顔が違うといった見た目の違いを意識することができたことで多様性が当たり前であったということや、幼稚園では、先生が何かを与えるのではなく、あなたは今日は何をするの?何をして遊ぶの?と自分の意志を伝えることを求められる、それは、自分で選択して意思を伝えるという自発的な能力を育み、新しいことを始める能力となるということ。
女性起業家を支える支援事業について、また、すでに活躍されている女性起業家の個性豊かな事業の紹介など、課題が多い未来に、女性起業家の活動は大きな可能性を持っていることを示していただける内容でした。
起業に関心のあるかたはぜひ、(株)コラボラボのHPを訪れてみてください。
横田氏は、飾らない自然体な方であると感じました。
講義終了後は、名刺交換を求めて議員たちの列ができていました。


◆2時限目「持続可能な都市を目指して~高山市のブランド戦略から~」
講師は高山市長 國島芳明氏

高山市長、地元の飾らない言葉での冗談と本気のトークで、飽きさせない魅力あふれる講義でした。
高山市は日本一広大な市で、東京都とほぼ同じ面積。
高山市も、地方都市同様、公共施設の維持費の問題や、少子高齢化、過疎化などを課題としている。
緊密な官民連携を進め、地域自らが取り組むための組織や仕組の構築、公共施設の仕分け、観光地であることから市の魅力発信事業に、市民や観光客をいかに巻き込んでいくのか、取り組みをしている。
一例では、街中のWi-Fi利用にしても、ただ単に無料での利用ではなく、簡単なアンケートに答えてもらった上での利用が可能ということで、アンケートの答えは市政に反映させていくもので、相互的な仕組みづくりになっている。
市長の根底にある思い、飛騨高山の歴史文化それを受け継いできた先人の知恵を地域資源として守り伝えていくこと、生命の安全が保障される平和であること。


4つの講座、持続可能な地方創生というテーマでつながっていて、具体的に政策に練りこめる内容であり、刈谷市政にも十分反映させられるヒントや政策が沢山あり、学び多き研修でした。




そして、新幹線名古屋駅のホームでは「ここで食べる立ち食いきしめんが一番おいしいんだよな」って8年前に教えてもらってから、ずっと食べてみたかった念願のきしめん!
リュックしょって、いただいてまいりました。かつお節が踊っていました。