今、12月定例会の通信の原稿作りに取り組んでいます。
諸事情あり遅くなっています。今月下旬には「にじいろ通信No.2」をお配りできるよう、また、議会報告会は3月定例会前には開催できるようにします。
ブログで順次ご報告できるようにしていきます。
12月定例会、2度目の議会でしたが、初めての経験が多々ありました。
議事進行とは、議事進行上の問題について、議長に対し、質疑、注意、あるいは希望を述べるための発言の事です。
その件について、その経緯や考えをまとめましたのでご報告します。
・・・・・・・以下、12月20日(金)本会議の議事進行の件について・・・・・・・
12月議会、議員と特別職の期末手当の引き上げが行われる議案が提出されたため、城内は反対した。市民感情としては、地方議員だけでなく政治家の報酬は高額すぎると感じてきたからだ。しかし、受け取り拒否や返還は公職選挙法に違反するため、刈谷市に戻すことはできない。
期末手当の引き上げに反対しておいて、実際は何に使っているのか分からないでは市民に示しがつかないのではないか。だから反対討論で、12月4日にアフガンの地で凶弾に倒れ、平和を行動で示してきた中村哲氏が設立したペシャワール会に引き上げ分を寄付すると、引き上げ額の使途を簡潔に述べた。
全ての議案、請願への討論採択が終わったところで、鈴木絹男議員が、城内のこの発言が売名行為にあたるのではないかと審議するよう議長に要求された。議会は終わるはずであったが、この審議のため、昼休憩を挟んで午後からも1時間ほど審議に時間がかかった。
再度議会開廷となる前に、城内は議長室に呼ばれた。そこには、議長、副議長、議会運営委員長、議会運営副委員長、議会事務局長がソファに座って待っていた。
議員は選挙区の有権者に当たらない市外の市民や団体への寄付はOK。もちろん売名行為にはあたらない。その通り。審議結果はそれだけで良かったはず。
しかし刈谷市議会、そこでは終わらなかった。
刈谷市議会会議規則の「発言内容の制限」の条項をもってきて、発言は簡明に課題内に納めるようにと注意をしてきた。私は課題内の発言であると伝えた。最初にも述べたように、引き上げに反対しておいて受け取らざるを得ないのだから、明確にした方が市民感情としては納得が行くと考えているからだ。だが議長らは、誤解を招くような発言をしないよう、さらに注意してきた。
いったい誰が誤解するのか?誤解の基準なんてどこにあるのだろうか?
では、これまで一般質問においても委員会においても討論においても、課題内のようでないような例え話や個人的な経験など、幾度となく発言されてきている。また目の前にいる議員たちだって、発してきたのではないだろうか。
彼らも分かっているからこそ、我々全議員含めて気をつけなければならないと付け足してきた。
城内は、ここでもっと追求するべきであった。
誤解を招く発言とは、いったい誰が決めるのか!?誤解の基準は誰が決めるのか!?
また今回、売名行為かどうかの審議を絹男議員は議長に求めたのに、議長と議会事務局の判断はその解釈を広げて、発言内容の制限まで持ち出してきた。これは、議員の発言する権利を侵すリスクのある行為になり得るのではないか!?
この問題、他自治体の議員や政治家たちにお聞きしたが、「全く問題ない」「問題になることすらおかしい」「民主主義を侵している」「刈谷市議会は旧すぎる」との見解であった。
そして何より反論できなかった自分の未熟さに反省している。