2020年1月13日月曜日

福島復興支援〜映画と音楽の集い〜「被ばく牛と生きる」上映会

今日は安城市で開催される「被ばく牛と生きる」上映会のお手伝いと鑑賞へ。

ある方に、実行委員会の集まりに来てくださいとお誘いいただき、チケット販売に少しですが関わらせていただきました。

お昼の部が完売と聞いていましたので、何かお役に立てればと思い、お手伝いさせていただきました。

やはり、開場前から長蛇の列ができ、キャンセル待ちの方で溢れていました。

主催者の天野達志さんとは、
数回お会いしただけですが、強い意志をもって動かれる方だなと感じていましたので、やはり、想定していた通り、満員御礼でした。

映画鑑賞は、母と子どもたちと、夕方の部に参加しました。

ミニライブの真宗大谷派の「お坊さんバンド」の演奏が、詩も音楽も、失礼ながら予想以上にとても良くて、感動しました。


国の政策で、
過疎地に交付金をチラつかせて安全だと言って身勝手に建てた、
地震大国の狭い島国日本なのに身勝手な安全基準で建てた、
危険極まりない原発。
酪農家と被ばく牛たちは、被害者。
なのに、なぜ、被ばく牛たちは殺されなくてはいけないのか?!
なのに、なぜ、丹精込めて育てた酪農家が、殺処分の同意書にサインをさせられ、殺した責任を背負わなくてはならないのか!?

映画の中で語られた、胸がえぐられる思いがした言葉。
殺処分に同意してしまった酪農家は、2度と酪農家には戻れない・・・

生業を奪われた上、殺処分したことへのいたたまれない思いを生涯抱えていかなければならないなんて、理不尽極まりない!

福島原発爆発後に、牛舎に繋がれたまま餓死せざるを得なかった牛たちの姿。
殺処分した酪農家と、殺処分しなかった酪農家の分断。
どちらの酪農家も、苦悩し続けている姿。

原発の残酷さは、この地域のコミュニティの分断にある。

いったい、国や財界は、
原発建設や福島原発事故による補償問題の矛盾や格差で、
これまでどれだけ多くの地域のコミュニティを、破壊してきたのだろうか?!

許せない、原発要らない!
その一言に尽きる!



映画の監督である松原保氏から、上映会に寄せられたメッセージがとても胸を打つものでした。
その中で私が印象深いところを二つ書き留めます。
「緩やかなマイナス経済でも、幸せに生きていける社会の新しい姿を考える時期にきていると思います」
「家畜も人間も、生き物です。命があります。何にでも増して優先しなければならないのは、命を尊ぶ社会の在り方だと思うのです」

監督の願いは、「経済を優先する社会からの転換」とあります。

全文は、上映会実行委員のフェイスブックで紹介されています。
https://www.facebook.com/2346938885552882/posts/2521067261473376?sfns=mo

上映会における収益と寄付金は、
「一般社団法人 原発事故被災動物と環境研究会」に寄付するそうです。
HP→https://www.liffn.com

同映画は、日進市で、3月14日14時〜市民会館大ホールにて、上映会あります。
松原監督もお見えになるという情報を聞いています。
ぜひお出かけください。