午後は、都市計画塾で日進市民会館へ。
講師は、7月6日、11日に参加した新人議員のための都市計画塾と同じ、コミィニティ・デザイナーの「星野広美氏」です。元津島副市長、元愛知県建築局長。
東日本大震災からの「復興」から都市計画を見てみようという内容。
講師が東北の各市町村を撮影してきた写真をもとに学習。
被災地の多くの自治体が沿岸を大きな公園にするなど、同じようなまちづくりになってしまった要因について。
・国が東京、名古屋、大阪など地元を知らない都市のコンサルを割り当ててしまったから。
・以前は都市計画は県の仕事であったが、震災時は市町村の仕事に変わっていて熟知していない職員が多いなか、地元を知らないどぽくの応援が入ってしまったから
などの指摘。
震災後に「復興まちづくり計画」を立てておくべきではないかという議論あり。
東日本大震災では、震災前とまちづくりを変えようとしない自治体が多かったとのこと。
本市でも、必要な議論だと感じた。
後半は、恒例の各自治体からの都市問題を共有。
参加自治体は、東郷町、刈谷市、豊明市、愛西市、日進市、みよし市、瀬戸市。
本市からは、
①昨年度から導入され、今後活用が進むPark-PFI
②魅力あふれる公園づくり構想
について、講師に質問。
①について
Park-PFIは新しい手法のため、全国でも検証できる事例が少なく、未知である。
久屋大通のケースを見る限りでは、欅を切ってしまったことは問題。
そう、思い出した。
岡崎市は、籠田公園に続く中央緑道の松の木々の何本かが、テラスの樹脂の床材で囲んでしまっていて、そのことで歴史を感じる街並みの風情が失われてしまって残念に感じたことを。大切にすべき優先順位を間違えていると感じたことを。
民間による魅力的な公園づくりは期待できるが、自然を損ねるようなプランは採用してはダメ!
管理費はかかるが追い銭がかかるようなプランはダメで、サウンデイング調査をしっかり行うこと!
②について
魅力あふれる公園づくり構想は、主要な公園をまとめて構想することは計画性を持つため良いことだが、その計画が生きた施策になるのかどうか、事業者次第。
いつもながら、本当に勉強になる!