午前は、長年に渡り西尾市で司書を務められ、「学校図書館を考える会西尾・あいち」で、学校図書館の環境整備の向上に取り組まれてきた「榊原弘子」さんに、これまでの歩みや学校図書館の現状や目指すべきあり方など、2時間に渡ってお話を伺ってきました。
「学校図書館を考える会」は全国各地にある団体ですが、西尾市は豊橋市に次いで愛知県内で2番目に学校司書を配置した自治体で、豊橋市にも同会があることからも、全国の活動と連携し合い、子どもが読書することの大切さを熟知している市民の働きかけは、非常に大きいことが分かります。
毎年、市へ要望書の提出を続け、今年度で19回目となり、増員を求め続けた学校司書は、
現在市内35校中20名となり、西尾市の「子ども読書推進計画」では、あと2名の増員が目標値とされているので、おそらく達成されるのではないか、そのように市に働きかけていくとのことでした。
刈谷市の学校司書の現状は、平成29年度4月から導入され、中学校に1名の司書を配置し、現在6名います。その1名で、近隣の小学校を2〜4校を受け持ち、巡回しています。
ですので、各学校に勤務するのは週1回程度になるため、児童生徒との交流を図る機会が非常に少なく、特に図書館離れが激しい中学生は、図書司書の存在すら知らない生徒が多い状況です。
学校司書の仕事は、本の整理や貸し出し業務だけでなく、購入本の選定や除本、それぞれの児童生徒に合わせた本の紹介や、レファレンス(調査、研究に必要な資料の検索や提供)業務、そして教員の授業支援があります。
学校司書の仕事は「専門性」「専任性」が求められるということで、学校司書の役割を知る度に、各校に常駐の学校司書の配置の必要性を感じます。
本は即効性のある変化や効果が現れるものではないけれど、「人生を変える」ほどの大きな影響力があるもの、という言葉が印象に残りました。
別段ですが、お話を伺った西尾市議会の議会図書室を紹介します。
大きい机と座りやすい椅子が充分にあって、コピー機があって、PCもあって、本も分野別に分かれていて、窓があって光も入り、利用したくなる議会図書室です。
刈谷市議会の議会図書室とは大きく違います。
議会図書室は一般に利用でき、貸し出しもできますので、ぜひご利用ください。
またご感想などお聞かせ願えたらと思います。
午後から「女性議会」を傍聴してきました。
7名の方が質問を行い、内2名の方が高校生で若者が参加していることが何よりうれしい!
持ち時間は一人15分。
議長は、3名の女性議員が順番で担当。
当局側の答弁者は、議会と同じで部長。
日々の暮らしの体験に基づいての質問であり、文章力がレベルが高く、なおかつ政策提案もされていて、議員顔負けの発言で、唸りました!
「女性議会」は中村市長の公約でもあり、今回で3回目の開催。
最後には、議長からはメッセージ、市長からは各発言者への回答が行われます。
非常にすばらしい取り組みです。
ランチで利用したイタリアンレストラン「アンジェロ」さん。
ホームページ→http://www.angelo-aichi.net
パスタ、ピザ、ケーキ、すべて美味しいです。
西尾市に立ち寄った時はぜひ💕
入店するとショーケースに並べられた美味しそうなケーキに気を取られますが、上を見上げてみてください。
色鮮やかでダイナミックな素敵な天使の壁画と出会えます。
アメリカ出身のアーティストで、有名なファッションブランドでデザイナーとしても活躍されたトーマス氏という方が描かれたとのこと。必見です💕