2023年1月14日土曜日

☆『【コロナ感染対策】かりや子どもの声アンケート結果2022』結果を発表します!



2022年10月21日〜12月20日に実施した

『【コロナ感染対策】かりや子どもの声アンケート結果2022』を発表します。


 ※アンケート結果は、下記のURLよりご覧いただけます。


https://drive.google.com/file/d/1y3F0tnN8PNuZjRsE2zJXAqys9fjMEAo4/view?usp=share_link


回答してくださった120人の皆さんに、心からお礼申し上げます。



コロナ感染対策への考え方や心身への負担は個々で違います。

大人たちが、長期にわたり一律的な感染対策を強いたことから、子どもたちは自分の考えや本音を伝えることができずにいます。

日頃からタブー視するのではなく、対話しやすい環境づくりをすべきだったのではないでしょうか。

お互いの歩み寄りや尊重することを学ぶ機会にできたのではないでしょうか。

かりやの子どもたちの声、聞き取ってください。

子どもたちの健やかな成長を最優先に考え、行き過ぎた感染対策については見直しが進むことを願っています。




アンケート調査結果の概要は以下です。


・園児から高校生を対象として実施しましたが、主に回答してくれたのは中学生と小学生で、全体の約8割を占めています。


・園や学校の生活は「楽しい」と回答した割合は71.7%でした。「楽しくない」と回答した割合は7.5%でした、「どちらでもない」の回答は20.8%でした。


・コロナ影響で園や学校に行きたくない、楽しくないと感じることが「ある」と回答した子どもは30.8%でした。

その理由は35件中31件が感染対策によるもので、具体的には①マスク②黙食③行事中止 の順で多かったです。

・コロナ影響で園や学校に行きたくない、楽しくないと感じることが「ない」と回答した子どもは35.8%でした。

その理由は「友達と会えるから」など園や学校の生活を楽しく感じている回答は36件中19件あり、5割強を占めています。

しかし「入学(入園)してからコロナだから」(類似回答4件)と「学校が休校になって嬉しかった」「給食の時間、お喋りができないから」の計6件の回答は、園や学校の生活を楽しいと感じていない可能性がある回答が2割弱ありました。


・マスクをして良かったなと思うことをたずねた質問については、110件の回答がありました。

最も多い回答は「(良かったと思うことは)ない」の42件でした。「コロナ(風邪・インフルエンザ)に感染しない」「飛沫が飛んでこない」など感染対策の効果に関する回答が39件でした。次いで「緊張をかくせる」「顔が隠せる」「肌荒れがばれない」などマスクで表情やコンプレックスを隠せることに関する回答は23件でした。


・マスク着用への不満をたずねた質問については、109件の回答がありました。

最も多い回答は「暑い」「苦しい」「蒸れる」など身体的苦痛に関するものは58件でした。2番目に多いのは「会話しにくい」など交流の図りにくさに関するものは14件、「(不満や嫌だと思うことは)なし」は14件でした。「友達の顔がみえない」「クラスメイトのお互いの顔を知らないので、マスクを外すのが恥ずかしい。」など表情が見えないことによるコミュニケーションの不安に関するものは9件でした。合唱や体育の時の息苦しさや、教職員の指導で嫌な思いをしている回答が見受けられました。


・大人たちがマスクをしていることで困ることをたずねた質問については、98件の回答がありました。

最も多い回答は「表情が分からない」ことに関する回答が23件でした。次いで多いのが「聞き取りにくい」ことに関するものが20件でした。その中に「先生の顔が見たい」「マスクを取ったら先生が誰だか分からない」の回答がありました。


・マスクをしている時に気分が悪くなったことがある子は 約43%でした。


・マスクを外したいと回答した子は約57%でした。


・給食中の会話を望んでいる子は75%でした。給食中の黙食を望んでいる子は約16%でした。


・給食の黙食で困ること嫌なことをたずねる質問については、96件の回答がありました。その内「ない」の回答は27件であり、残り69件のほとんどが「楽しくない」「つまんない」の回答でした。「おいしいと思ったことを話せないし、しゃべると先生に怒られる」などコミュニケーションが取れないことや指導への不満の訴えが見受けられました。


・大人や国や社会に意見したいことについての自由記述欄には、56件の回答がありました。

「先生、友達、みんなの顔が見たい」「せんせいきびしい」「マスクを強制しないでほしい」「こうやって聞いてほしい」「行事を楽しく普通にやりたい」「自然をふやしたい」など、それぞれの声が届けられました。