2023年1月12日木曜日

魅力あふれる公園づくり構想案にパブリックコメントしました。

「魅力あふれる公園づくり構想案」が策定され、今月4日にはパブリックコメントが締め切られました。

 この構想案は、市内の5つの大きな公園「洲原公園・岩ケ池公園・総合運動公園・亀城公園・フローラルガーデンよさみ」を、誰もが行きたくなる魅力的な公園にするために、市民参加で公園の構想を練りましょうというもので、令和3年度から始まった事業です

【魅力あふれる公園づくり事業】

https://www.city.kariya.lg.jp/kurashi/road_park/park/1008802.html


市長が任命した委員と

https://www.city.kariya.lg.jp/.../park/1008804/index.html

公募や中学校からの推薦等で集められた市民で

https://www.city.kariya.lg.jp/.../park/1010098/index.html

策定されました。

構想案を見ていただくと分かりますが、

実現すればより良い公園になるだろうなと思います。

【魅力あふれる公園づくり構想(案)】
https://www.city.kariya.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/011/685/kousouan.pdf


また市民会議の皆さんが真剣に話し合ってまとめてくださったことは、以下の会議日程や動画からも分かります。
第5回市民公園づくり会議発表会(総合運動公園)新しいウィンドウで開きます
第5回市民公園づくり会議発表会(フローラルガーデンよさみ)新しいウィンドウで開きます
第5回市民公園づくり会議発表会(亀城公園)新しいウィンドウで開きます
第5回市民公園づくり会議発表会(洲原公園)新しいウィンドウで開きます
第5回市民公園づくり会議発表会(岩ケ池公園)新しいウィンドウで開きます


ですが、すべて実現化するとなれば、長期にわたり多額な費用がかかります。
市はあくまで構想なので実施設計において具体的に検討していくと言っています。
市民にとって居心地の良い公園になるのかどうか、無駄遣いはしていないか、その都度チェックしていく必要があります。


現段階で問題なのは、亀城公園の石垣や隅櫓の復元です。
概算でも30億円の費用がかかることが分かった平成27年からは、反対やその決定プロセスに疑問の声が挙げられてきました。
今回の構想案の会議においても、市は、刈谷城復元の計画のみを伝え、これまで市民や議会から絶え間なく反対の声が届けられて来た実態を伝えませんでした。
多くの市民は、池を含めた再整備をして憩える公園にすることを求めています。
多額の税金をかけてまで刈谷城は要らない!暮らしに使ってほしい!と言っています。
私が2019年に街角やネットで実施したかりや街角100人アンケートも75%の方が反対でした。
他団体が実施したアンケートも7割程が反対でした。



刈谷城復元を含めた亀城公園再整備の事業費の見込みは40億円と財政資料に記載されています。この物価上昇で40億で済むのかも不明です。
一度建ててしまえば、その後永遠に多額の維持費がかかります。
その維持費を負担するのは若者、子ども、次世代です。
耐震の技術も確立していません。南海トラフはいつ来てもおかしくないと言われています。
賃金が上がらない中で消費税増税、コロナ禍、物価高と、暮らしは一層厳しくなっています。
今、刈谷城は必要なのでしょうか?!
これまで、予算と決算において、また刈谷城に関する事業費があれば反対して来ました。
理由は、民意が得られていないからです。


以下、私が提出したパブリックコメントです。


 1点目は、構想案全体への意見です。

今回5つの公園の構想案が市民参加で策定されたこと、今後魅力的な公園づくりが進められることに期待します。ですが、この構想をすべて事業化するとなれば多額な税金投入となります。公園の本来の役割は、緑化の保全と休息の場所であることです。今後Park-PFIで整備を進めていくのでしょうが、民間活力は確かに素敵な提案もありますが、本当に必要な公園や事業のみに限ってください。すべての公園をレジャー化したり、お金を使わないと遊べない、またお金を使いたくなる公園にしてはいけません。お金がなくてもリラックスができ、利用者同士がゆるやかに交流できるよう公園本来の役割を見失わないようにしてください。

 2点目は、亀城公園の石垣や隅櫓の復元の構想案についてです。
刈谷城復元については、多額の税金と維持費がかかることについて、反対の声があげられて来ました。市は、これまで市民や議員が求めて来た市民討議会の開催の要望も無視して来ました。市は、今回の構想案の策定過程において、刈谷城の計画だけを伝え、市民や議会で絶え間なく届けられてきた反対や異論がある実態を伝えませんでした。そもそも民意が反映されていない建造物で、市民の郷土愛は醸成されるのでしょうか。
以上のようなトップダウンの市政運営では、地域共生社会の形成は後退しますので、まちづくりの手法としては大いに問題です。刈谷市自治基本条例で掲げられた住民自治の原則に反するものです。
 賃金が30年以上も上がらない中での消費税増税、コロナ禍、物価高で私たちの暮らしは非常に厳しくなっています。
 また南海トラフ地震がいつ来てもおかしくいないと言われている昨今、耐震の技術が確立していないのを承知で建造するのは、刈谷城を不要とする市民が多い本市においては、税金の使い方を軽視していると言わざるを得ません。
 今、刈谷城は必要なのでしょうか?!
 多くの人が亀城公園に求めているのは、池を含めた再整備で憩える公園です。刈谷城は要らない!暮らしに使ってほしい!と言っています。
 亀城公園における刈谷城の復元については、民意が形成されるまで議論を尽くすべきです。民意が形成されなければ中止すべきです。

  亀城公園の構想案にある刈谷城の復元に関しては、白抜きにするか、今後議論を尽くすという但し書きをするかに書き直してください。