「かりや二十歳の集い」が開催されました。
令和4年4月の改正民法により、成人年齢が20歳から18歳に引き下げられたため、「かりや新成人の集い」という名称から「かりや二十歳の集い」と変更されました。
まちの中を歩いていると、振袖を来た若者を見かけました。まちが華やかになる日です。皆さん、キラキラしていて眩しかったです。
でも誰もが成人式に出席できるわけではないこと、出席しない選択もあること、また二十歳まで生きられなかった人たちがいることを忘れないでください。
私の成人式にまつわるエピソードです。
他県の大学に通い、下宿していました。成人式のために帰省するので講義を欠席したいと、ある教授に伝えた時のことです。
教授の言葉は正確には覚えていませんが、「成人式に振袖なんか着てお金かけてまで何の意味があるのか、私たちの時代は成人式で講義を休むなんて考えられなかった」というような予想外の言葉が返って来ました。
何て心ない人なんだろう、祝うべきことではないかと、友人と散々憤慨したことを鮮明に覚えています。
ですが、その後の社会経験や子育てをする中で、成人式に晴れ姿で出席することが親孝行であり祝ってもらうことが当たり前という認識になってしまうことは、そうでない人たちを置き去りにしているし、そもそも多額の費用をかけてまで成人式をしなければならないのかという考えも有るし、成人式も軽装でも参加しやすいようにした方がインクルーシブだし、当たり前を疑え!という重要な問いかけであったと、今は理解しています。
教授は正直な気持ちを仰っただけかもしれませんが、私には忘れられない大切なエピソードです。
お祝いの言葉を送ります。
二十歳を迎えられたことは奇跡に近いことです。
一人一人の皆様に、心からお祝い申し上げます。
平和であるからこそ、奇跡は続いています。
安倍政権から続く現政権により、日本は戦争ができる国へと変貌しています。
マスコミや世論、ネットの情報を鵜呑みにせず、様々な人の考えに耳を傾け、自分の頭で考え、人権感覚を磨いてください。
どうか、平和を守ることができる大人になってください。