1995年(平成7年)1月17日、阪神・淡路大震災が発生した日です。
テレビに映し出される生まれて初めて見る被災地の惨状は脳裏に焼きつき、28年前経った今も忘れることができません。
震災によって亡くなられた方々とその御遺族の皆様に心より哀悼の意を表します。
私たちができることは、この震災を忘れないこと、次世代に伝えていくこと、震災の教訓を活かし防災減災に努めていくことだと考えています。
阪神・淡路大震災の犠牲者の多くが、家屋の倒壊や家具の転倒による圧迫死でした。
負傷者の多くも家具の転倒によるものです。
家具の固定の啓発をしっかし実施していくことや、器具は費用が掛かりますので低所得世帯への補助が必要と考えます。
刈谷市は、以下の方には家具転倒防止器具の購入費の補助制度があります。
●身体障害者手帳1・2級、療育手帳A判定または精神障害者保健福祉手帳1級所持者のみで構成される世帯
https://www.city.kariya.lg.jp/kurashi/fukushikaigo/shogaifukushi/1003545/1003586/1003588.html
●65歳以上の高齢者のみの世帯
https://www.city.kariya.lg.jp/kurashi/fukushikaigo/koureishafukushi/1003434/1003437.html
また刈谷市役所の1階正面玄関で防災グッズの補助制度の仕組みを紹介する常設展がスタートしています。市役所にお立ち寄りの際はぜひご覧ください。
●常設展 For Your Safety ~安心安全グッズ・補助制度~
https://www.city.kariya.lg.jp/kurashi/anshin/kurashianzen/1009595.html
震災について子どもにどう伝えたら良いかなと迷う時は、絵本や追悼イベントなどに参加されるのも良いと思います。
本市では東日本大震災の追悼に合わせ、3月10日〜13日に「夢と学びの科学体験館」で以下の企画が予定されています。
●震災の日の星空と被災者との繋がりを描いたプラネタリウム版ドキュメンタリー
震災特別投影「星よりも遠くへ」詳細
https://www.city.kariya.lg.jp/yumemana/planetarium/1011861.html
夜は市主催の防災講演会「避難所•避難生活の実態」を聴講しました。
講師はピースボート災害支援センターの「辛嶋友香里」氏。
当センターは、国内外で多くの災害支援の実績を持っています。
「災害を生き延びたあとに死なせないために」という思いで、
避難所運営に必要な基本的な部分を、分かりやすくお話ししてくださいました。
日本の避難所は、その風景を思い出すと分かりますが、雑魚寝状態でプライバシーもありません。
あまりにも避難者への人権が無視され、質が悪く、問題になっています。
近年やっと「スフィア基準」…スフィア基準とは、被災者の権利と被災者支援の最低基準を定めた国際基準のこと(防災新聞より)
に基づいた避難所運営の必要性が語られるようになりました。
日本では避難所だから仕方ないとか贅沢を求めるなという考え方をしがちですが、その意識を変えていく必要があります。
講師からも、避難生活は「暮らし」であり、中長期の避難用運営を想定した環境整備を進めていくためのお話がありました。
参加者は、携帯トイレがもらえました。
アーカイブ配信と迷いましたが。リアル参加した甲斐があります。
講師は、これは備蓄するのではなく、実際に使ってみてくださいとお話しされ、確かに!と思いました。