2023年1月7日土曜日

ながら運転は絶対やめて!命の重み、忘れないで!

交通死をなくすための活動している「にじいろ会」の特別講演会&合同親睦会に参加しました。


講演会の講師は、則竹崇智(のりたけたかとし)さんです。則竹嵩智さんは、2016年10月に、愛知県一宮市でポケモンGOをしながら運転していたトラックにはねられ死亡した則竹敬太さん(当時小学4年)のお父様です。

「ながら運転」の厳罰化のきっかけになった事故であり、報道ではよく耳にしていました。ですが、ご遺族の方から直接お話を聴くか聴かないかでは、全然違います。涙なしでは聴けません。先程まで元気だった我が子が、突然命を奪われてしまう現実の残酷さと、ご遺族の悲しみがひしひしと伝わってくるからです。

胸がとても痛みました。この痛みを忘れずに安全運転に努めていくことを肝に銘じました。

ご遺族は深く耐えがたい苦しみの中にいるのに、

交通事故加害者の多くは過失致死罪となるため、執行猶予が付けば刑務所に入らずに済むなどの司法の甘さや、遺族が事故現場の交通安全対策を訴えてもなかなか動かない警察の対応で、大変悔しい思いをして来たこと。

さらにマスコミの取材や周りからの声かけ、報道される度に顔の見えない相手からの誹謗中傷の言葉により、二次被害を受けている実態があること。お話してくださいました。幼い頃から人権感覚を身につけるための教育が急がれます。




昨年度の交通事故死亡者数は全国で2,610人、うち愛知県は137人で、大阪府に次いでワースト2位です。昨年度より20名増えています。

則竹さんのお話は、運転する方達にはぜひ聴いていただきたいですし、特に子どもたちや運転免許を取得する高校3年生以降の若者たちが聴く機会を作りたいと思いました。

命の重みを伝えてくれる貴重な時間でした。



講演後は、則竹さんや各支部(知立、安城、刈谷、春日井、美濃加茂)の方たちと、福祉の里八ツ田の隣の「メープルけやき」でランチしながらの親睦会でした。会員の方々の温かい気持ちに触れることができ、新年早々とても良い時間を過ごすことができました。ランチも美味しく、販売しているパンがユニークな美味しそうで思わず沢山買い込んでしまいました(笑)



誘ってくださったにじいろ会の坂田ご夫妻に、心から感謝申し上げます。