2020年11月8日日曜日

議会の短縮化はコロナ対策か?

このテーマについては、今回の会報にも書きましたが、
全国の議会では、コロナ対策として、一般質問や委員会の短縮化が実施されています。

こうした議会運営に関わることは、議員全員で協議される議会もありますが、
刈谷市議会では会派の代表で構成される「議会運営委員会」(議運)で協議されます。

刈谷市議会も、3月議会の一般質問は通常通りの60分でしたが、
委員会の所管事項はできるだけ取り下げるよう、会期途中に議長からの通達がありました。

6月議会は、質問が25分経過した時点で5分換気すれば、30分毎の換気ができ、
ちょうど持ち時間の60分となるということで、一般質問の持ち時間は50分となり
質問議員も会派で調整され、一般質問を実施した議員はわずか10名でした。

9月議会に向けての協議では、質問時間を30分にすれば多くの議員が質問できるという意見に多くの委員が賛同し、反対意見もある中、十分な協議をされないまま多数決となり、30分と決定されました。
しかし一般質問をした議員は17名。コロナ禍以前より少ない結果でした。

そして、12月議会については、
現議長の提案は、一般質問時間を従前通りの60分に戻すというものでしたが、
「議会から感染者が出ていないのは感染対策しているからであり、60分に緩和して、感染リスクについてどう市民に説明できるのか?」という委員の意見から、
60分か50分か、10分の差の感染リスクに関する協議が約1時間半程続き、
6月議会の50分が感染対策しながら実施できて良いということで決定されました。
委員会の所管事項の質問は、議長提出により従前通りに戻されました。

残念ながら、刈谷市議会は12月議会も短縮化が決定されましたので、
下記の文書と、碧海6市議会の12月議会のコロナ 対策をまとめた一覧を、
各議員宛に、本日郵送しました。


もともとは、11月4日に議会の各議員の棚に入れさせていただきたかったのですが、
議長の許可が降りませんでしたので、郵送いたしました。

議運では、1人会派は発言権がありませんので、書面で意見を述べました。
採決権はなくても、発言権は認められている議会は少なくありません。
刈谷市議会でも委員長の権限で発言を許可できるのに、未だに許可されたことは有りません😡

議運は以上のように、市民の声を届ける議会の運営に関わる大事な協議の場であるのに、
1人会派には発言権さえ与えない刈谷市議会、
民主主義は何処へ?!

議長には、1人会派にも発言権を認めていただきたい!と要望しています。